出生前診断

高齢妊娠

エコー検査も出生前診断

妊娠確定をしてもらうと同時にドクターと助産師さんから説明をされた出生前診断。大きな括りで言えば妊婦検診の超音波(エコー)検査も出生前診断のうちの一つです。ただ、普通にエコー検査してますよね。

若い妊婦さんでこれまでに染色体異常の妊娠がない場合や家族に染色体異常がなければドクターから説明されることは少ないと思います。出生前診断を詳しく説明されるにはそれなりに理由が存在するということでしょうね。

35歳以上、エコー画像で疑義があるなど…とらトラ母ちゃんは前回の流産の時点で出生前診断の5種類について情報収集してました。

羊水検査

自分が診断を受けるなら非確定の検査はせず、リスクがあっても羊水検査

出生前診断についてよく分かるサイトはこちらです。

生前診断とは?検査内容やメリット・リスクについて医師が解説! | メディオンクリニック (online-medicine.or.jp)

確定診断を受けた7週目から次回受診の9週目までに結論を出し、診療スケジュールを予約しなくてはいけませんでした。

何も考えていない状態で2週間で決断するのはなかなか難しいはずです。高齢妊娠を考える時に、この出生前診断についてもしっかり夫婦の考えを持っておくことが大切です。出生前診断をしない!という決断ももちろん含まれます。  

人類倫理的問題

人類の倫理的問題を考えれば進歩した医療の診断を受けない方が良いと考えている方が多数いることも承知しております。

とらトラ母ちゃんの個人的な状況は、自分の兄弟はすでに他界しており実家には高齢の両親。とらトラ父ちゃんの方は妹がおり子供2人ご両親は孫2人のサポートをしつつ自営業で現役で、健常な赤ちゃんが産まれたとしても夫婦二人で子育てをするだろう環境。

経済的には夫婦二人なら余裕もあるが、健常な子供一人が成人し必要とする教育費を出費していくと余裕って感じではない計算に。

もし先天性の疾患があり、重度なら申し訳ないけど国の多額の医療費を使うことに。軽度から中度で自立できない時が一番の困難に直面。

行政のサポートを受けつつ成長したのち順序通り死んでいくなら、とらトラ母ちゃんは心配で心配で死にきれなくなりそう…。夫婦どちらが先に逝くか?分からないけど残された一人が抱える負担は絶大で、その先の子供の処遇も用意する必要がある。

決断

この状況下で出生前診断をすることは疾患をより早く見つけて出生後の医療、子育て支援につなげる・・・の意味には沿えない決断をしていました。端的に言えば染色体の異常があれば妊娠を中断するという事です。

以前はなかった医療による認められている権利を親になる私たちが行使する。生命の選別と言われたらその通りです。

夫婦でたくさん話をして、この小さな命がとらトラ母ちゃんととらトラ父ちゃんの考えを知ってお腹にきてくれたと信じて9週目に羊水検査を予約しました

ダウン症・染色体異常

参考までにとらトラ母ちゃんの受診していた大学病院。

この出生前診断でパトー症候群(13トリソミー)エドワーズ症候群(18トリソミー)と染色体欠損の重症疾患については妊娠中断の処置は行っていましたが、ダウン症候群(21トリソミー)などの出生前に
その疾患の重症度がわからないものについては大学病院の倫理規定により処置はできませんでした。

妊娠中断希望の場合は中絶が認められている期間内(21週程度まで)に他院で処置をすることも考慮して診療を予約しました。先天性の疾患は他にもありますし、後天性の疾患はたまた産まれてからの事故。

心配することは他にもたくさんあるけれど【もし羊水検査をクリアしてくれたなら、次に何か見つかっても全力で守るからね!】と、小さな生命に約束をしました。とらトラ母ちゃんの身勝手さを許してね・・・と。

最後に

出生前診断の倫理的問題は社会みんなで議論したくなる話題ですが、とらトラ母ちゃんは議論・話し合いでは解決しようがないと思っています。

進化し続ける医療をどのように運用していくかは専門家が決めているし、その中でそれぞれ個々に違った環境の中で授かった生命への責任をどう担って行くか?は、それぞれの夫婦や家族で決断するしかないと考えています。

とらトラ父ちゃんととらトラ母ちゃんの決断も、貴女が産もうと決めた決断も~どちらも正しい~と考えています。 

最後まで読んで頂きありがとうございました。
とらトラ母ちゃんでした。

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