妊娠9週目の受診
出生前診断は羊水検査をする覚悟と揺るぎない気持ちで診察室へ。まず診察台でエコー検査から。ここで成長してないと続きませんからね。ドキドキ!もうカーテン閉めなくていいです!と宣言してエコー開始。
「頭部と胸部の分裂が始まってますね。大きさは25.4mmです、順調に成長してますね」と。嬉しいけどこの後ドクターに羊水検査をすることと結果によっては妊娠を中断すると伝えなきゃ!で頭がいっぱいでした。
不穏な空気
着替えを終えて改めて診察室に呼ばれると、ドクターが2人??「産科部長の○○です」と。
「今日のエコー検診では特に問題もなく経過は順調なのですが、先日行った血液検査の結果、梅毒の偽陽性と不規則抗体(PP1Pk)が出てまして偽陽性については再検査ですぐ解決すると思うのですが不規則抗体の影響が心配なので説明に来ました。」と部長先生。
その後、部長先生から主治医に代わり、母親に不規則抗体(PP1Pk)がありその抗体が胎盤を通り胎児へ入った場合、溶血してしまうことを聞きました。が、残念なことにそれを未然に防ぐ治療は難しく
妊婦検診で丁寧に心音を聞き浮腫がないかを確認していくという内容でした。
そして出生前診断で羊水検査を希望と伝え、その結果によっては妊娠の中断を考えていることを伝えました。ここで羊水検査は単に出生前の染色体の診断だけではなく、この不規則抗体の羊水中ビリルビン様物質推定も行うこととなりました。
この羊水検査の結果をみて、新生児集中治療室(NICU)を持つ近隣の医療機関との連携と体調を見ながら自己血液のストックを持つことになりました。帰る前に再度血液を採取(検査用とストック用)次回はまた2週間後の受診。羊水検査は16週目に予約しました。結果は18週目にわかります。

不規則抗体(血液型不適合妊娠)
こちらを覗いてみてください。
⇒日産婦誌59巻12号研修コーナー (kyorin.co.jp)
最後に
不規則抗体が陽性でも体温では働きが鈍いものや胎盤を通らないサイズのものなどもありますので、不安や心配事は主治医に聞きましょう。
私もたくさん質問し、自分で出来ることがない事が理解できて落ち着きを取り戻しました。
質問することで、先生に迷惑かな?忙しいのに聞いてもいいのかな?と悩む方もいると思います。聞けないでモヤモヤするより納得するまで質問して答えを聞きましょうね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
とらトラ母ちゃんでした。