お世話
2日目の朝は、ほぼうたた寝しか出来ず朝4時に起床しました。とらトラくんは光線治療真っ最中で小さなブースの中でオムツ一丁で転がっており、終わったら授乳可能だったのでそのまま待機してオムツ交換と授乳を済ませました。
朝の検温と食事が6時台にあるので、5時半からもう一度お世話タイム。40分ほど時間があったので許可をもらって近くのコンビニまでお散歩と買い物へ。
朝食の後に当日の夕方から可能なシャワー室の予約表に名前を記入し8時のお世話へ。このペースで2時間おきにオムツ交換と授乳が続きます。
家と違い本当に助かったのは新生児用ベッドの中のタオルや産着は、汚れたり汗をかいたりしたら好きなだけ使って良く洗う作業はしなくて良かったこと。
授乳室のミルク量を助産師さんが計量して一日分を分かりやすく管理、使う分を哺乳瓶に入れて温めればいいだけになっていたことです。
そして夕方にシャワーを浴び、そのまま自分の衣類を洗濯乾燥できたのも荷物が少なくて済み助かりました。慣れてくると先にミルク計量して温めてから、新生児室にお迎えにいくパターンになりました。
基本この流れで24時間、退院する時間まで続きます。とらトラ母ちゃんはあえてこのペースを守るようにしていました。
里帰りせずに夫婦二人で新生児育児をすると言っても、とらトラ父ちゃんには仕事がありなるべく自宅でゆっくり過ごして欲しいですし、育児を楽しんで欲しいと考えると育児主軸のとらトラ母ちゃんはこのペースに早く慣れてしまおうと考えていました。
違う流れになるのは毎日面会に来てくれるとらトラ父ちゃん登場の時間が決まっていなかったので、その時間に被るお世話はお部屋でしていました。
母乳の後のミルク係はとらトラ父ちゃんの担当ですし、最後のオムツ確認もしてもらいました。1日に一回でも信頼できる人にお願いできるのは、本当に気が休まる瞬間でした。
そして父親に抱っこされているとらトラくんの小さいこと、なんと愛おしく思えるのかと思った時間でもあります。

両親の面会
出産から4日目の水曜日にとらトラ父ちゃんの両親がお祝いに来てくれましたが、病室には入れず前室の面会ルームでガラス越しに、とらトラくんと面会してもらいました。
とらトラくんはとらトラ母ちゃんに似ているとか、髪の毛がふさふさだよ、足がベッドの横からはみ出しそうなどなど、笑顔いっぱいの面会をしてくれたご両親に感謝です。
そして、このブログを読むわけではありませんが入籍を許して頂き、さらに子供は産めないかもしれないとらトラ母ちゃんを家族にして頂き、ありがとうございました。さらに妊娠期も沢山のお気遣いをありがとうございました。
こんなふうに書くときっと「建前でしょ、義理両親って面倒だもの」って思われるでしょうね。それでも全然構わないと思っています。なぜならそれは人それぞれだからです。
面倒な人もいれば、そうじゃない人もいるって事です。とらトラ母ちゃんにとって義理両親は面倒な相手ではありません。完全に自分の両親が苦手なのです。
出産直後の面会は女性によっては疲労もあり、すっぴんを見られたくない派だったり色々ありますので妊娠期に決めておくといいですよね。
とらトラ母ちゃんは自分の両親には育児に慣れてから自宅に遊びに来て下さいと妊娠期に伝え、産まれたときは電話で無事に生まれてきましたと報告を入れておきました。
沐浴

5日目の木曜日、入院中一回だけの沐浴指導が午後にあり点滴のラインを外してもらい、ここって沐浴する所なの的な場所で沐浴開始。(まるでモップ洗いのシンクのような深さ)
裸のとらトラくんは沐浴剤入りのお湯にプカプカ浮いている状態で、左手で保定しつつ右手でサクサク洗っていくと、助産師さんに「初めてのお子さんよね?」と確認されてしまいました。
とらトラ母ちゃんは昔、大型犬を飼っていて全て自分でお世話してたので、良く言えば段取り良く手早い悪く言えばおおざっぱなのでした。
これなら一人でも大丈夫ねと言って頂き、おへその消毒の手順を追加で教えて頂きました。それにしても、とらトラくんはお風呂がお好きなようで、本当に気持ち良さそうな表情でした。
新生児のお風呂(沐浴)は何はともあれ段取りに尽きます。産着を脱がす前に産着を着せるまでを逆回転で準備していけばほぼ失敗しません。って、育児中にお風呂に一度、短時間ですが水没させたとらトラ母ちゃんが書いても説得力はゼロですけどね。
失敗を恐れず、失敗から学んでいきましょうね。
数値改善
7日目の土曜日、とらトラ母ちゃんは無事に退院となり午前9時半に病室から退出しましたが、午後4時まで面会ルームと授乳室を行ったり来たりしてお世話を続け、とらトラ父ちゃんのお迎えで自宅へ帰還しました。
とらトラくんの黄疸、CRP(炎症数値)はこの段階ではまだ治療が必要な数値でしたが少しずつ改善傾向が見えていて一安心でした。
NICU(新生児集中治療室)のある病院でしたらCRP高値はNICUへ入室の病院も多く、とらトラ母ちゃんは幸運だったと思います。
このブログを読んでくれる皆さんの中には同じように数値が高く赤ちゃんが心配で辿り着いた方がいるかもしれませんね。
CRP(炎症数値)はその名の通り炎症が起きている状態で、何がどこが悪いのかまでは数値だけでは分かりませんが、検査や培養で原因を特定し治療にあたるそうです。
細かい数値を教えて貰えたり治療方針を教えて貰えたりしますが、私たちが出来るのは信頼して待つことに尽きると思います。
最後に
たくさんの不安が付きまといますが、赤ちゃんの生命力と現代医療を駆使するドクターを信じましょう。
貴女の胸に赤ちゃんが抱かれる日が少しでも早く来ることを祈っております。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
とらトラ母ちゃんでした。